ローズ パレジアは、ヴェネツィアの宮殿の一室に差す光から生まれた香り。古い金箔、ベルベット、暗い木の壁が持つ質感を、立体的なローズへ置き換えている。明るい外観から奥深い部屋へ歩み入るように、花の華やかさと影が重なる。
ローズのエッセンスにベルガモットとピンクグレープフルーツの輝き、白胡椒とサフランの刺激を添えて始まる。中心ではローズのアブソリュートをアイリスとゼラニウムが支え、柔らかく粉を思わせる表情へ。オーク、パチョリ、シダーが骨格をつくり、イモーテル、レザー、ウードが温かな深みを残す。
軽い一輪の花より、木や革を伴うローズを楽しみたいときに。夜の装いや落ち着いた場所で、華やかさと暗い余韻の両方を味わえる。濃密な構成なので、少量から合わせると使いやすい。
セリーヌ・ペルドリエルが手がけた2026年のエクストレ ド パルファム。賦香率は30%。採用した50mLボトルは深い青の角形ガラスに幅広い金色のキャップを合わせ、濃色のラベルを金の枠で縁取っている。












