アトリエ マテリ

素材の変化と職人の手仕事を核に、時間をかけた調香と静かな造形美を結ぶフランスのフレグランスメゾン。

France

Atelier Materi ロゴ

Atelier Materiについて

Atelier Materiは、香料を完成された記号ではなく、手を加えることで表情を変える「素材」として捉えるフランスのフレグランスメゾンです。名称のMateriはブルターニュ語で「物質・素材」を意味し、香り、建築、工芸を同じ視点から結びます。素材の明暗や硬さ、温度、手触りを掘り下げ、現代的な香りへ組み立てます。

ブランドの歴史

創業者でアーティスティックディレクターのヴェロニク・ル・ビアンは、フランスと海外の化粧品・香水開発に約10年携わった後、短い納期や市場トレンドに左右されない制作を目指してメゾンを立ち上げました。ブルターニュの荒々しい海や崖、石の質感はブランドの視覚表現にもつながっています。生産の速度よりも創作の成熟を優先し、香りが完成したと判断できるまで時間をかける方針を掲げています。

フィロソフィーと特徴

自然、職人技、地域に根ざした生産を重視し、調香師を素材を削り、形づくる職人のように位置づけます。深い青のボトルは嵐の後の海、コンクリート製のキャップは波に磨かれた小石や崖の鉱物感を思わせる設計です。手作業で研磨・着色されるキャップの個体差も欠点ではなく、手仕事の痕跡として扱われます。華美さより精度と余白を選ぶ「静かなラグジュアリー」が、香りと造形の両方を貫いています。

代表的な香水

ローズに都市的なミネラル感を与える『Rose Ardoise』、パチョリをレザーの質感で包む『Cuir Nilam』、イリスの暗く官能的な面を木やバルサム、ムスクで描く『Iris Ebène』など、原料を意外な対比で読み替える作品が代表例です。コレクション全体では、天然素材の由来を語りながらもノスタルジーに寄りかからず、構造を整理した現代的な着用感へ落とし込んでいます。

このブランドの香水