押し花のように、花びらを一枚ずつ平らにして閉じ込めたような名前。アリアナ・グランデが世界へ送るラブノーツのうち、この一本は花を軸に組み立てられ、ベルガモットとイタリア産レモンの酸味から始まる。柑橘の明るさが、これから開く花の層への前置きになる。
ハートの中心はヴァイオレットリーフとジャスミンの花びら。葉の青く少しひんやりした質感が、ジャスミンの華やかさに輪郭を与える。そこにラズベリーの甘酸っぱさが加わり、花だけでは出せない果実の厚みが生まれる。緑の葉、白い花、赤い実が一枚の紙に挟まれたような組み合わせだ。
ベースはサンダルウッドとピンクアンバー、そしてマシュマロ。乾いた木のなめらかさに、アンバーのぬくもりと、ふわりとしたマシュマロの甘さが溶け合う。最初のレモンの酸味とは正反対のクリーミーさに着地するところに、この香りの奥行きがある。







