マグマ

ローズとスエードを軸に、レモンとペッパーの明るさ、ミルラとインセンスの陰影を重ねた香り。ドミニク・ロピオンが調香しました。

アンドレア マーク

調香師: ドミニク・ロピオン

マグマ 55mL ボトル

マグマは、アイスランドのアトリエ近くで火山が噴火した時期に生まれたとブランドが語る香り。加熱した火山岩を思わせる、煙と熱のイメージを描いています。

マグマでは、ブランドがローズとスエードを中心素材に挙げています。みずみずしい花びらと、起毛した革のやわらかな手ざわりという性質の違うふたつの素材を軸に、香り全体が組み立てられています。トップはレモンの酸味から始まり、ペッパーの乾いた刺激とインセンスの煙が重なります。明るさの中に、早い段階から陰影が差し込みます。ハートではローズにミルラの樹脂らしいほろ苦さとサフランの温かみが寄り添い、花を甘く広げるよりも、くすんだ深い色合いへ引き寄せます。ベースはパチョリの土っぽさ、トンカビーンのまろやかな甘さ、スエードのなめらかな質感で締めくくられます。調香はドミニク・ロピオンが手がけています。「マグマ」という名前が思わせる熱と暗さは、柑橘とスパイスの明るさと、樹脂と革の重みとの対比として香りに表れています。ローズを甘くしすぎず、乾いた質感と一緒にまといたいときに選びたい一本です。

香りの構成