スモークは、タバコの葉を指でほぐし、紙に火が触れる瞬間の匂いから生まれた作品。アクロは、ひとりでも誰かと一緒でも繰り返される小さな所作を、香りの題材として捉えている。花や果実の明るさより、乾いた葉と煙の温もりに目を向けた。
トップはタバコの葉、ハートはバーチ、ベースはベンゾインとトンカビーン。乾いた葉の質感に、木が煙るような深さが重なり、樹脂とトンカの丸い甘さが周りを包む。煙だけを冷たく切り取るのではなく、温かな陰影も楽しむ構成。
涼しい日の夜や、厚手のジャケットに深い香りを合わせたいときへ。甘い樹脂とスモーキーな木の組み合わせが好きな人に向く。オリヴィエ・クレスプが手がけた2018年のオードパルファムで、100mLの透明なボトルには黄金色の液体が見える。



