ヒートは、チリを味だけでなく、また試したくなる刺激として捉えた作品。ひと口の辛さが徐々に温かな感覚へ変わる、その鮮やかな印象を香りに移している。唐辛子の熱を、重い甘さに頼らず明るく描く発想が面白い。
コリアンダーシード、レモン、赤いチリがトップを作る。ハートにはカルダモン、ジンジャー、ジュニパーを置き、柑橘のきらめきから香草を伴うスパイスへ。シダーウッド、アンブロックス、ムスクのベースが、刺激のある輪郭を乾いた木と柔らかな温もりで支える。
爽やかな香りに、少し尖ったスパイスを加えたい日へ。シンプルなシャツに合わせると、柑橘と木の間から辛さが顔を出す組み合わせを楽しめる。オリヴィエ・クレスプによる2026年のオードパルファムで、掲載の100mLボトルは透明なガラスと黒いキャップの組み合わせ。








