想いを書きつけた筆跡がにじみ、翌朝には抜け殻のような名残だけが残る。シークレットレターに添えられた詩は、懐かしくなった面影を抱えたまま、露のしずくのように落ちていく記憶を描いています。この詩とともに、香りごとにアーティストが制作したオリジナルサウンドが用意されています。香りはユズ、ラバンディン、ベチバーを土台にしたアロマティックシトラスに分類されています。
トップは国産のユズに、オレンジとマンダリンを合わせた三つの柑橘です。オレンジとマンダリンの丸い甘さに、ユズの酸味を帯びた香りが重なります。ブランドは、甘さのあるユズとラベンダーのやさしさに、モスとベチバーがアクセントとして効く香りと説明しています。
ミドルにはラベンダー、ラバンディン、ゼラニウムが並びます。ラバンディンはラベンダーの交配種で、一般にラベンダーより樟脳のような鋭さが強い素材です。そこにゼラニウムの青みを帯びた花の香りが加わり、ハーブの層に奥行きを与えています。
ベースはベチバーとモスです。根から採られるベチバーの乾いた土の香りと、苔の湿った緑が、明るい柑橘とハーブの下に影をつくります。詩のにじんだ筆跡と同じように、明るい部分と影の部分が重なる構成です。







