カスティアマンティ
ポンペイの「貞淑な恋人たちの家」のフレスコ画に着想を得た香り。ローレルとサフランで始まり、蜂蜜の甘さを経て、インセンスとアガーウッドの土台へ移ります。
調香師: マウリツィオ・チェリッツァ
カスティアマンティは、アガト パルファンのポンペイ コレクションの一作です。舞台はポンペイに残る「貞淑な恋人たちの家」。ブランドは、その家のフレスコ画が語る、約束されながら成就しないまま宙に浮いた恋を出発点にしています。東方のスパイスと地中海の植物を出会わせる着想です。
トップはローレル、マートル、サフラン。乾いた葉の青みとハーブの清涼感に、サフランの革を思わせる温かさが重なります。ブランドはサフランの貴重さとローレルの地中海らしさの出会いから、抑えきれない欲望が生まれると描いています。ハートに置かれたのは蜂蜜だけで、恋人たちの親密なしぐさを映す甘さとして語られます。
ベースはアガーウッド、インセンス、ラブダナム、バニラ、ホワイトムスク。煙を帯びた樹脂と深い木の香りに、バニラの丸みとムスクの柔らかさが加わります。インセンスは、食卓のざわめきと温かな色の壁画に包まれた家の空気を再現する役割を担います。蜂蜜とバニラの甘さを、深い木と樹脂の煙が包む構成です。








