日の差さない場所に広がる、深緑の苔。ネイキッド オーク モス 501は、その湿り気に、かすかな花の気配を重ねた練り香水です。明るい花束とは違う、静かで少し謎めいた風景を描いています。
中心にあるのはオークモス。苔を思わせる緑の深さと、湿った土に通じる質感が、香りの手がかりになります。日なたの若葉よりも、木陰の足元へ目を向けるようなイメージです。青さの奥にある、土や木の落ち着きも楽しみたくなります。
ブランドが描写に添えるのは、水気を含んだ花の匂い。特定の花が咲き誇るというより、苔の広がる風景のあいだから、柔らかな花の気配が届くような着想です。緑一色の中にも違う表情があることを、その対照が伝えています。
30mLのクリーム状の香水を、銀色のチューブに収めています。手で肌になじませる形です。雨の日や静かな書斎で過ごす時間に、花の甘さよりも緑の深さを選びたいときの一本です。
