シドニー・グランペレ

フランス出身の調香師。スイスの香料メゾン、ルツィでシニア調香師を務め、原料評価に裏打ちされた緻密な作品づくりで知られています。

シドニー・グランペレのポートレート

シドニー・グランペレについて

フランス出身の調香師で、スイスの老舗香料メゾン、ルツィのシニア調香師です。品質管理からキャリアを始め、原料評価や処方開発を経て、現在はファインフレグランスを中心に幅広い香りを手がけています。

経歴

モンペリエ大学で香りと香料の専門課程を修めた後、グラースのロベルテで品質管理を経験し、ハーマン&ライマー(現シムライズ)ではジャン=クロード・エレナのもとで6か月間研修を受けました。シナロームで品質管理を担当し、ポラロームでは原料調香師として評価・処方・生産管理に携わります。2010年にルツィへ入社し、品質管理を経て2012年から調香師として活動しています。

創作スタイルと哲学

原料の選定と評価に長けた経歴を持ち、素材の特性を活かした緻密な構成を得意としています。エレナのもとでの研修は、香りを「形」や「イメージ」として捉えるきっかけになったと振り返っています。分析と感覚の両方を用い、チームで仕事を進めてきた経験が、その土台になっています。

代表作

  • 『カフェ・メモワール』— 焙煎コーヒーと白樺タールのスモークが溶け合う、ノスタルジックなグルマン作品
  • 『ジントニック』— ジンの清涼感とトニックの苦みを現代的に描いた、M.ミカレフの香り

手がけた香水