オーレ・ヘメンドルフ

ストラ スクガンを共同創業したスウェーデンの調香師。映像や音楽の経験を背景に、神話や謎を作品ごとの香りへ変えます。

Sweden

Olle Hemmendorff portrait

オーレ・ヘメンドルフについて

オーレ・ヘメンドルフは、スウェーデンの香水スタジオ、ストラ スクガンの共同創業者であり調香師です。映像、音楽、プログラミングを扱ってきた創作の経験を背景に、神話や奇妙な現象を香りの題材へ変えています。

経歴

友人のトーマス・ヘンペルを通じて調香に出会い、その奥行きに惹かれて香水づくりへ入りました。5人の仲間とともに、香りからボトル、図柄までを自分たちで作るスタジオを育てています。学校で学んだ資格や特定の香料会社への所属を前面に出すのではなく、独立した共同制作の中で作品を発表してきました。

創作スタイルと哲学

本人は、色や音とは違い、匂いには大人になってからも出会ったことのない感覚があると話します。好きな素材として挙げるイオノンは、スミレを思わせる香料群で、蜂蜜と濃密な花の香りをつなぐ役割にも用いています。一つの統一した世界観にすべてを収めず、作品ごとに固有の物語を持たせる姿勢です。

代表作

  • 『シルフィウム』— ヘンペルとの共同調香。失われた古代の植物を、スパイスとインセンス、木、レザーで想像する作品です。
  • 『サムサッカー』— 蜂蜜、スミレ、ナルシスの甘い蜜を、ヒマラヤシダーとスティラックスの陰影へ重ねています。
  • 『アザライ』— 砂漠の隊商路に着想を得て、ブラッドオレンジとサフランをアンバーやムスクへ結び付けます。

手がけた香水