ナタリー・クーブス
フランスの調香師。ミント、ラバンジン、柑橘、樹脂を生き生きと動かし、親しみやすい主題に冷たさや苦みの意外性を加えます。
ナタリー・クーブスについて
ナタリー・クーブスは、素材研究とファインフレグランス開発の経験を重ねてきたフランスの調香師です。自然、旅、料理の感覚を、香りだけでなく味覚や触覚まで連想させる立体的な体験として組み立てます。
経歴
香料会社で創作を続けながら、Molton Brownで柑橘、ミント、ラバンジン、樹脂など異なる題材の作品を手がけてきました。『ワイルドミント&ラバンジン』では、故郷プロヴァンスの森を歩く体験と、緑の低木の向こうに広がるラバンジン畑を着想にしています。
創作スタイルと哲学
明るいトップから余韻までテンポよく動かし、なじみのあるアコードに予想外の感触を差し込みます。ミントの冷たさにナツメグの温度を置く、シトラスに苦味を残すといった小さな対照が、作品の現代的な張りを生みます。
代表作
- 『ワイルドミント&ラバンジン』— ミントの冷気、ラバンジンの緑、ナツメグの温かさを交差。
- 『ラブダナムダスク』— 樹脂の深さを暗いまま閉じず、スパイスと空気を通した香り。
- 『ブシュカン』— 仏手柑の異形の柑橘感を、明るさとほろ苦さの往復で描いた作品。

