ナタリー・グラシア=チェット
グラース出身、薬理学の博士号を持つフランス人調香師。明快な構造と繊細さを両立させ、素材の個性を生かした表現力のある香りを手がけています。
France
ナタリー・グラシア=チェットについて
ナタリー・グラシア=チェットは、香水産業の中心地グラースに生まれたフランス人調香師です。薬理学の博士号を取得した後、香りへの情熱を選び、Givaudanの調香学校で専門教育を受けました。科学的な観察力と芸術から受ける刺激を行き来しながら、国際的なブランドの作品を数多く手がけています。
経歴
Givaudanの調香学校で素材と処方の訓練を積み、同社のシニア調香師として活動してきました。Dior、Chloé、Jean Paul Gaultier、Boucheron、Dolce & Gabbana、Burberry、Coachなど、異なる個性を持つメゾンへ作品を提供しています。デザイナーズ香水だけでなく、素材を主役にする独立系ブランドの企画にも参加しています。
創作スタイルと哲学
音楽、文学、写真の探究と、日々蓄積する匂いの印象が創作を養っています。目指すのは、明確な意図を持ちながら、過剰に説明的にならない繊細な香りです。シトラスの輝き、クリーミーなウッド、花やスパイスの輪郭を整理し、主役となる素材がすっと立ち上がる構成に強みがあります。
代表作
- 『ル マル ル パルファム』— ラベンダーとスパイス、バニラを端正な濃度で重ねた作品。
- 『オレンジ × サンタル』— ビターオレンジの躍動とサンダルウッドの柔らかさを対比した香り。
- 『ラブ、クロエ』— パウダリーな花とムスクの質感を磨き上げた共同調香作品。










