新間美也

静岡出身で、パリを拠点に自身の香水を作る調香師。音楽や日本の詩、自然の記憶から、静けさと余韻を持つ香りを描きます。

Japan

新間美也の実写ポートレート

新間美也について

新間美也は静岡出身の調香師で、パリのアトリエを拠点にミヤシンマパリを主宰しています。日本の自然や詩、季節の記憶を、香料の関係へと置き換える仕事を続けています。幼い頃から学んだ音楽は、素材を一つずつ捉え、全体の響きを組み立てる創作にもつながっています。

経歴

京都でフランス語を学び、ヨーロッパへ渡った後、1995年にフィレンツェでロレンツォ・ヴィロレッツィに香水制作を学びました。1997年にはパリのサンキエーム・サンスでモニク・シュリエンジェのもとに学び、香りを作る技術を深めています。1999年に自身のブランドを始め、初期の作品から、浮世絵や香の文化を扱うコレクションへ制作を広げました。

創作スタイルと哲学

香りを強い主張として作るだけでなく、肌に寄り添う気配として考えています。花や木の名前から自然そのものを再現する場合も、色や記憶の抽象的な印象を素材で表す場合も、余白と細部の正確さを大切にします。音楽や詩から生まれる感情を、甘さ、青さ、光のような香りの質感へつなぐ作風です。

代表作

  • 『ハナ』— ローズ、イランイラン、アイリスを重ね、花の美しさと一瞬の記憶を描きます。
  • 『ツキ』— 竹やラズベリー、白い花を組み合わせ、月明かりと待つ夜の感情を表します。

手がけた香水