マックス・ガヴァリー

南仏グラース出身の調香師です。花に囲まれて育ち、IFFで長く活躍し、『ディオレッセンス』や『アンフィニ』などを手がけました。

France

マックス・ガヴァリーのポートレート

マックス・ガヴァリーについて

マックス・ガヴァリーは、1937年に南仏グラースで生まれた調香師です。香料会社IFFで30年以上にわたって創作を続け、キャロンやギ・ラロッシュ、ディオールの香水を手がけました。

経歴

父は庭師、祖父はラベンダーの蒸留を営み、母はアンフルラージュ(油脂に花の香りを移す伝統的な抽出法)の仕事に就いていました。若くしてグラースの老舗香料会社ロティエ・フィスに入って7年間働き、創作とファインフレグランスへの関心を見込まれて、当時まだ新しい会社だったIFFへ移りました。IFFには34年間在籍し、仕事の舞台はグラースからリオ、ニューヨーク、パリへと広がりました。引退後はグラース調香学院(GIP)に講師として定期的に招かれ、知識を後進に伝えました。

創作スタイルと哲学

花の栽培や香料づくりが暮らしの一部だった家庭で育ったことが、ガヴァリーの原点です。調香学校を経て大手に入る道ではなく、地元の家族経営の香料会社で経験を積みながら、ファインフレグランスの創作へ進みました。アンリ・ロベールとギィ・ロベール、エルネスト・シフタンらは、その歩みを形づくった重要な人物として彼の口から語られています。

代表作

  • 『アンフィニ』(キャロン)— 本人が最初の大きな成功として振り返る作品
  • 『ジェ・オゼ』(ギ・ラロッシュ)— 自身の主要な創作として挙げる一本
  • 『ディオレッセンス』(ディオール)— ディオールのために手がけた香水
  • 『ビューティフル』(エスティ ローダー)— ソフィア・グロスマン、ベルナール・シャンとの共作

手がけた香水