マルク=アントワーヌ・コルティキアト

モロッコ生まれでコルシカにルーツをもつ調香師。化学の博士号をもち、自身のブランド「パルファン・ダンピール」で植物の香りを深く掘り下げている。

マルク=アントワーヌ・コルティキアトのポートレート

マルク=アントワーヌ・コルティキアトについて

モロッコで生まれ、コルシカに家族のルーツをもつ調香師です。植物が香りを生み出すしくみを研究してきた科学者でもあり、自身のブランド、パルファン・ダンピールを主宰しています。

経歴

モロッコにある両親の柑橘畑と、コルシカのマキ(低木の茂み)に囲まれたクットリ=コルティキアト村の生家を行き来して育ちました。馬術の道も考えましたが、植物の香りへの関心から化学に進みます。香料植物の抽出物を分析する手法の研究で化学の博士号を取得し、ISIPCA(ヴェルサイユの国際香水学校)でも学んだのち、植物分析の研究所、アロマテラピー向けの調合、パリの調香ラボを経て自身のブランドを創設しました。現在はISIPCAで教えるほか、マダガスカルに精油の生産拠点も設けています。

創作スタイルと哲学

研究所で長年、天然原料を一つずつ分解するように分析してきた経験が、素材を深く知ったうえで香りを組み立てる姿勢の土台です。何世紀にもわたり、その洗練ぶりから珍重され、官能や宗教儀礼と結びつけられてきた原料に強い関心を寄せています。香水と官能、精神性との古くからの結びつきを、パルファン・ダンピールの創作テーマとしてよみがえらせようとしています。

代表作

  • 『コルシカ・フュリオサ』— 故郷コルシカに結びつく一作で、2015年のフィフィ賞でニッチブランド部門の最優秀に選ばれた
  • 『タバ・タブー』— タバコを主題にした香りで、2016年のフィフィ賞で同じ部門の最優秀に選ばれた
  • 『スモーキー・ソウル』— オルファクティブ ストゥディオのために手がけた、への作品

手がけた香水