ロレンツォ・パッツァーリア
イタリアの料理人であり調香師です。自身のブランドで、食や海の記憶を、果実と酒、潮や樹脂の対比を持つ香水へと移しています。
ロレンツォ・パッツァーリアについて
ロレンツォ・パッツァーリアは、イタリアのマルケ州に根を持つ料理人であり調香師です。自身のブランドを率い、食べ物や酒の記憶、海辺の情景、家族との時間を、力強い対比を持つ香水へと移しています。
経歴
カリの丘陵地にある家族のレストランで育ち、調理の音や煮込みの香り、手で生地をこねる経験を通して、味覚と嗅覚に親しみました。精油を使った実験を友人や店の客に試してもらい、その反応を受けながら香水づくりを深めていきます。家族の支えでパックスを立ち上げ、2021年からブランドとして作品を展開しています。
創作スタイルと哲学
料理で培った、素材同士の組み合わせと感覚への関心が創作の土台です。果実の瑞々しさと酒の温もり、潮の気配と深い木や樹脂といった対照を通じて、記憶を香りの情景へと変えます。濃厚なエクストレ ドゥ パルファンを中心としながら、単に甘くまとめず、青さやスパイス、塩気も生かして表情をつくります。
代表作
- 『サマー ハンマー』— マンゴーのピニャコラーダを題材に、果実、ココナッツミルク、海のノートを組み合わせます。
- 『ブラック シー』— 嵐が近づく海の空気を、塩や水、海藻、アンバーグリスの関係で描きます。
- 『カルボナーラ』— 自身の料理を出発点に、ペッパーの刺激とココナッツ、アンバーの柔らかさを合わせます。