ジョン・スティーブン

英国コッツウォルド パフューマリーのオーナー兼主任調香師です。家族の香水づくりを発展させ、外部ブランドの制作と、調香を教える活動も続けています。

ジョン・スティーブン。Stephan’s Sixの本人インタビュー掲載写真。

ジョン・スティーブンについて

ジョン・スティーブンは、英国のボートン オン ザ ウォーターを拠点とする、コッツウォルド パフューマリーのオーナー兼主任調香師です。家族で始めた香水づくりを受け継ぎ、自社の香りに加え、外部の香水ブランドの制作も担っています。調香の講座を通して、香りを作る技術を伝える活動にも長く取り組んでいます。

経歴

父が趣味を事業にしようとした1965年の試みを経て、家族はボートン オン ザ ウォーターで香水店を開きました。1970年代半ばに母を亡くして経営を引き継ぎ、外部ブランド向けの制作や、工房と店舗の拡張を進めています。2003年には一日講座を始め、後に三日間の講座、さらに2022年には制作と事業運営を学ぶ五日間の上級講座へと広げました。

創作スタイルと哲学

インタビューでは、幼いころ父の温室で嗅いだトマトの匂いを、記憶を呼び戻す大切な香りとして語っています。一方で、カーネーションの香りを再現しようとして失敗した経験も率直に話し、素材を組み合わせる難しさを伝えています。香水の好みは人によって異なると考え、幅広い香りを実際に試すことを勧める姿勢が、制作と教育の両方に通じています。

代表作

  • 『オースター』(ELECTIMUSS): 柑橘とスパイスから、ゼラニウム、温かな木へ進む香り。
  • 『アルクート』(ELECTIMUSS): ウードを、アンバーグリスやムスク、樹脂で描いた作品。
  • 『パラス』(コッツウォルド パフューマリー): ジャスミンを中心にした香り。

手がけた香水