松野秀至

香師を率いる日本の調香師。香料開発と自社工場での製造を土台に、コウシの三つのシリーズを手がけています。

Japan

調香師 松野秀至の実写ポートレート

松野秀至について

松野秀至は、香師の代表取締役とマスターパフューマーを務める日本の調香師です。自社ブランドのコウシ、ラ・エリタージュ、キレーサに加え、他社のための香料開発にも携わっています。調香から香水製造までを自社で担う環境の中で、多様な題材を作品へ結び付けます。

経歴

高校卒業後に調香の専門学校で学び、香水販売会社や化粧品会社で約10年の経験を積みました。ラッシュでの仕事を経て2010年に独立し、香料開発や化粧品製造の事業を築きました。2021年に代官山の直営店パリュメールを開き、2025年には京都店を加えています。

創作スタイルと哲学

特定の香料やアコードを自分の定型にせず、原料それぞれの性格を知ることを重視しています。好きな素材ばかりを使うことや、苦手な素材を避けることが、作品の幅を狭めると考える姿勢です。製造環境も自ら整えることで、商業的な制約だけに左右されず、風景や感情の細かな違いを表す香りを探っています。

代表作

  • 『ア シガー スタブ』— 煙草の煙、ブラックペッパー、レザーや樹脂の深さを組み合わせたキレーサの作品。
  • 『サクラ』— 桜並木を歩く春の陽気を主題にしたコウシの香水。
  • 『笙』— 柑橘とジャスミンを通して、日本の楽器の澄んだ厳かな響きを表現します。

手がけた香水