ファニー・グラウ
フランス出身で、化学分野の博士号を持つ調香師です。素材開発にも携わり、アベルでは感情や記憶を香りへ移す共同制作を続けています。
France
ファニー・グラウについて
化学分野の博士号を持つ、フランス出身の調香師です。天然素材の研究と香水づくりの両方に携わり、アベルの創業者フランシスとの協働でも知られています。
経歴
科学者の家庭で育ち、幼いころから香りと色に関心を持っていました。博士課程を修了し、インペリアル・ケミカル・インダストリーズでのインターンシップを経験した後、マルク・フォン・エンデから個別に調香を学びました。メキシコで1年間、ブラジルで10年間働き、その後パリへ戻りました。
創作スタイルと哲学
自分の役割を、相手の発想を香りへ移す「翻訳者」と捉えています。感情、記憶、色といった手がかりを、新しい素材や香りの組み合わせを試しながら形にします。天然素材が持つ複雑さや品質の揺らぎを理解し、抽出方法や素材の改良にも関わることで、創作に使える香りを広げています。
代表作
- 『ナーチャー』— オレンジフラワーやローズ、ジャスミンにムスクが重なる、アベルの柔らかなフローラルです。
- 『ポーズ』— ミモザやナルシスを、干し草とシダーが支える、アベルのウッディなフローラルです。

