ダヴィッド・シェーズ

自然の中にある対比や均衡を、素材の組み合わせへ移す調香師です。ルツィで活動し、果実とウード、柑橘と塩気など、異なる質感の間に調和を探しています。

ダヴィッド・シェーズ。公式の調香師紹介写真。

ダヴィッド・シェーズについて

ダヴィッド・シェーズは、自然の中にある均衡や対比を、香りづくりの出発点にする調香師です。ルツィの調香師として活動し、ELECTIMUSSやトーマス ドゥ モナコなどの作品を手掛けています。素材を嗅ぐだけでなく、色や手触り、記憶を含む感覚の関係から、一つの香りを考えています。

経歴

17歳ごろに調香師という職業を知り、その道を志しました。ラルチザン パフュームの店舗で働きながらベルトラン・ドゥショフールに出会い、スズランやローズの香りを再構成する練習を重ねました。その後、ドゥショフールの紹介でマーク・バクストンのもとへ。現場で素材と向き合い、指導を受けながら創作の経験を積んでいます。

創作スタイルと哲学

相反するものの間に調和を見つけることが、本人の語る制作の軸です。マンゴーとウードでは、オスマンサスの果実的な面と動物的な面を橋渡しにし、柑橘と果実の鮮やかさには木や塩気を合わせています。表情の幅が広いローズを好み、無香の花にふさわしい香りを想像するなど、実物の再現を越える発想も大切にしています。

代表作

  • 『アストラム ノヴァ』(ELECTIMUSS): マンゴーとウードの対比を、オスマンサスでつなぐ作品。
  • 『アンバー ブルーム』(ELECTIMUSS): パッションフルーツや柑橘の鮮やかさを、塩気と木で支える香り。
  • 『ジェイド アムール』(トーマス ドゥ モナコ): 香りのないヒスイカズラから、花にふさわしい香りを想像した一作。

手がけた香水