ブルーノ・ヨヴァノヴィッチ
dsm-firmenichの主任調香師。複雑な素材を分解し、一嗅で核が伝わる明快で大胆な香りへ編み直します。
France
ブルーノ・ヨヴァノヴィッチについて
ブルーノ・ヨヴァノヴィッチは、パリを拠点にするdsm-firmenichの主任調香師です。芸術と哲学の両方から刺激を受け、複雑なアイデアを分解して、最初の一嗅で核が伝わる明快なフォーミュラへ磨きます。
経歴
子どもの頃から香りに惹かれ、高校時代には近くのデパートの香水売場に通いました。ピエール=エ=マリー=キュリー大学で物理と化学の学位を取得し、ISIPCAを首席で卒業。ニューヨークとパリの両方で20年以上創作を重ね、2024年に主任調香師に就任しました。
創作スタイルと哲学
彼が掲げるのは「シンプルで明快なメッセージ」を持つ処方です。素材とアイデアを一度分解し、最小限の形へ組み直しながら、原料が時間で熟成する様子にも注意を払います。『ムッシュ』ではパチョリを過剰なほど中心に据え、単純化が大胆さに変わる瞬間を示しました。
代表作
- 『ムッシュ』— パチョリの巨大な核をラム、インセンス、シダーで支えた強靭な作品。
- 『ドリス ヴァン ノッテン』— ミルキーなサンダルウッドとバニラを、色彩と質感の対照で描いた香り。
- 『コロン ビガラード』— ビターオレンジの果汁と果皮を、シンプルで立体的なコロンにした作品。








