バルナベ・フィリオン
写真と植物研究から調香へ進んだフランス人調香師。共感覚を通じ、色、音、触感、土地の記憶を香りの空間へ変えます。
France
バルナベ・フィリオンについて
バルナベ・フィリオンは、写真、植物、音楽、旅を横断して香りを考えるフランス人調香師です。共感覚によって匂いを色や音、質感として捉え、写真では留められない時間と感情を嗅覚の空間へ移します。
経歴
写真を学び、写真家の助手として活動する一方、植物学、植物療法、アロマテラピーへ関心を広げました。共感覚を研究する論文の取材で出会った調香師に約4年間学び、伝統的な学校教育ではなく、素材を嗅ぎ分けて記憶する実地の訓練を重ねました。その後はファッション、芸術、飲料、香水ブランドとの協働を続け、自身の研究型スタジオも設立しています。
創作スタイルと哲学
ノートの一覧から始めず、風景の光、地面の色、音の振動、身体の動きといった視覚・触覚的な印象を処方へ翻訳します。原料の純粋な複雑さを尊重しながら、新しい抽出技術や異分野の作り手との対話も取り入れます。香水を人格の延長であり、日々に寄り添う固有の気配と考えています。
代表作
- 『ヒュイル』— 森の湿度、煙、苔を静かな奥行きへした作品。
- 『タシット』— 柑橘、バジル、木を乾いた透明感へまとめた作品。
- 『イーディシス』— 木、樹脂、スパイスを曖昧な境界の感覚へした作品。













