アメリー・ジャカン
グラースの花々の記憶とパリの都市文化を行き来し、素材の意外な組み合わせから鮮やかな質感を生むフランス人調香師。
France
アメリー・ジャカンについて
アメリー・ジャカンは、パリを拠点にGivaudanで活動するフランス人調香師です。母方の家族がグラースにルーツを持ち、子どもの頃の休暇には南仏の後背地でラベンダー、ジャスミン、キョウチクトウ、エニシダ、シスタスなどの香りに親しみました。その自然の記憶を、都市の速度や現代文化と結びつけて制作しています。
経歴
香水を専門的に学んだ後、世界的な香料会社Givaudanへ入り、パリのファインフレグランス部門で経験を重ねました。グラースの原風景だけに留まらず、旅先の植物、料理、人々、風景を嗅覚の語彙として蓄え、ファッション、ニッチ、ライフスタイルの幅広いプロジェクトを手がけています。
創作スタイルと哲学
素材同士を予定調和でまとめず、意外な接点を探すことが創作の核です。明るさと親密さ、瑞々しさと磨かれた木質感など、相反する質感を色や手触りのように配置します。パリの若々しいエネルギー、新しいレストラン、展覧会も発想源で、技術的な精度を保ちながら、身につける人へ自分の一部を差し出すような感情性を大切にしています。
代表作
- 『ボヘミアン ライム』— 柑橘とウッディを躍動的に結ぶ作品。
- 『アイランド ラッシュ』— 南国の緑と樹脂、木の質感を重ねた香り。
- 『アバンダンス V.8』— 豊かな果実感とスパイスを現代的に描く作品。





