アレクサンドラ・メッテタル
アルザスの村で過ごした幼いころの香りの記憶を原点に、ベルトラン・デュショフールのもとで腕を磨いた調香師。テクニコフロールで香りをつくり、カクテルの世界とも協働している。
France
アレクサンドラ・メッテタルについて
アレクサンドラ・メッテタルは、テクニコフロールの調香師です。科学と創作の両方に関われる香水の道を選びました。調香と並行して写真や陶芸にも取り組み、カクテルづくりにも関わっています。
調香の道へ
原点は、アルザスの小さな村で過ごした4歳のころの香りの体験です。隣の蒸留所から漂ってきた、漬け込んだ果物を蒸留するときの香りは、今も昔の記憶をよみがえらせる香りだと本人は語っています。調香師になると心に決めて、香水の専門校エコール・シュペリウール・デュ・パルファンに進みました。その後ベルトラン・デュショフールと出会い、彼を師としてテクニコフロールで指導を受けています。ヴァンサン・リコールとロマン・ケラーにも師事しました。
香りのつくり方
デュショフールから学んだのは、香料を思い切って多めに使う大胆さと、それを細かく制御する正確さです。写真や陶芸、カクテルとの協働で出会う意外な組み合わせや質感も、対比や感情を探る手がかりになっています。Bar Nouveauで出会ったアドリアン・ムドゥローとは、においを好き嫌いだけで片づけずに語れるよう、バーテンダーに嗅覚を教える方法をつくりました。主役の素材を決め、その香りをいくつかの面に分け、1つか2つを強めながら別の系統を合わせて対比を生む。手ざわりや色にたとえて、においを言葉にすることも勧めています。
代表作
- 『Jodhpur 6am』:ベルトラン・デュショフールとの共作で、夜明けのジョードプルで飲むチャイを、紅茶とスパイス、花の香りで描いています。
- 『Œillet Voyageur』:イコノフライが調香師別のコレクションで紹介している作品です。
