ネグローニ

柑橘の苦みと、香草を伴う酒の甘さを重ねたカクテルのアコード。木やタバコに、ほろ苦い表情を添えます。

飲料

オレンジピールを添えたネグローニのグラス。Matthias Friedlein撮影

ネグローニについて

ネグローニは、ジン、苦みのあるリキュール、甘い赤ベルモットを合わせるカクテルを題材にした香りです。香水では、酒や柑橘、香草の印象を組み合わせて描くアコードとして使われます。飲み物の材料をそのまま配合する指示ではなく、苦みと甘さが一緒にある雰囲気を表す呼び方です。

香りの特徴

**柑橘の皮を思わせる苦みと、香草を伴う酒の甘さ**が中心です。ジュニパーを連想させる乾いた青さや、ベルモットを思わせるハーブの陰影が、果実だけの明るさに奥行きを加えます。砂糖菓子のように甘さだけを強めず、ほろ苦い表情を残すのが、このカクテルを描く香りの面白さです。

香水での使われ方

酒を題材にする香りや、スパイス、タバコ、木を組み合わせる構成で、夜のバーを思わせる表情を添えます。オレンジブロッサムと合わせれば柑橘と花の境目をつなぎ、コーヒーやタバコと合わせれば、苦みと温もりを重ねる方向へ広がります。アコードの配合や甘さの強さは作品ごとに異なり、一つの天然香料や一定の処方を示す名称ではありません。

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