始まりは、果実のような明るさのあるピンクペッパーです。そこからダマスクローズへ移ると、粉っぽいやわらかさと蜂蜜のような温かさが加わります。最後はパチュリが肌の近くに沈み、温かく陰のある余韻を残します。
舞台はヴェネツィアのパラッツォ・ブラガディン・カラッバです。カサノヴァゆかりの館を背景に、夜のヴェネツィアを自由に歩いた女性たちを描いています。
分類はフローラル・シプレ・グルマン。甘さはローズの蜜のような面に寄り、パチュリが後半を引き締めます。華やかさだけで終わらず、夜更けの影まで描く香りです。


