1945コレクションは、ショーレイヤードが初めてトップ・ミドル・ラストの香りのピラミッドを設けたシリーズです。名前の1945は、プロデューサー・SHO ISHIZAKAの父が生まれた年。自身のルーツを辿るなかで行き着いた父の存在を、香りという形で残したいという思いから生まれたと公式は語ります。ベージュには「less is more」という副題が添えられています。
始まりはマンダリンです。柑橘の皮を思わせるほろ苦さが、甘さとは違う爽やかな表情を添えます。そこへタイムの乾いたハーブ感が薄く重なり、甘さだけではない輪郭を作ります。続いてフリージアが広げる柔らかな花の香りが、明るい花の気配として開きます。
ミドルではローズとジャスミンが中心になります。フレッシュなローズとジャスミンが出逢った瞬間のときめきが呼び覚まされるような、華やかで、しかし強く押し出さない咲き方です。スズランが加わり、透明で少し青い印象が花の層を引き締めます。
ラストはホワイトムスクとサンダルウッド。肌の上で穏やかに丸くなり、バイオレットリーフの青さが最後にほのかな陰影を残します。華やかさと落ち着きを同居させた香りで、朝の支度にも、落ち着いて過ごしたい午後にも馴染みます。








