トーキョー フィグ
塩気のあるフィグリーフとマンダリンから始まり、熟したフィグとジャスミン、サンダルウッドへ。苔とアンブロキシド、ホワイトムスクが、東京の夏の午後のような、青くて乾いた余韻を残します。
ケーススタディは、ひとつの事例を深く調べる手法を指します。RboWはその考え方を香りに重ねています。東京の名を冠したこの一作は、塩気とイチジクの葉が印象的です。
始まりは塩とフィグリーフ、マンダリンオイル。潮気のある塩が青くかたいフィグの葉を包みます。マンダリンの明るさが、葉の青さにみずみずしい輪郭を添えます。
中盤はフィグ、ジャスミン、サンダルウッド。熟した果実の甘さに、ジャスミンの白い花が重なります。サンダルウッドは甘さを支えるように、乾いた木の面を少しずつ見せます。
終盤はモス、アンブロキシド、ホワイトムスク。苔の湿った苦みと、アンブロキシドの琥珀っぽい温かさが肌に残ります。ホワイトムスクが全体をやわらげ、青さと乾きのあいだで香りが落ち着きます。
夏の夕方や、風通しのよい場所で試したい香りです。甘い果実だけを期待すると、塩と葉の青さに驚くかもしれません。








