光と影の釣り合いを主題にした「ロータスエクリプス」は、白蓮とシーソルトを軸にしたパフュームオイルです。トップでは白蓮が澄んだ印象をつくり、ハートのシーソルトが清らかさにほのかな翳りを重ねます。香調区分はフローラルです。
白蓮は、ブランドの言う繊細な純粋さを担い、重く咲き誇るのではなく、甘さを抑えた澄んだ花の香りとして最初に現れます。ハートのシーソルトは、キリッとした切れ味を持つ要素。塩気を思わせる乾いたミネラル感が花の柔らかさに入り、甘く流れがちな印象を引き締めて、わずかな陰りを与えます。
着想は、混沌のなかで束の間訪れる静けさの瞬間です。美しさが謎を隠し、穏やかさが欲望をかき立てる。そうした相反する要素を抱えた、静けさと好奇心が同居する香りとして描かれています。「エクリプス(蝕)」という名も、光が一瞬翳る像と重なります。
アルコールを含まないオイルで、賦香率は25〜30%。肌に密着して控えめに香る、親密な表現を意図した形です。

