雨が土へしみ込み、静かだった地面から香りが立つ。「フムス ホライズン02」は、落ち葉や植物が土へ戻る過程を、再生の情景として描いています。先行する「フムス」に対して、雨によって目覚める土が主題です。
みずみずしい下草と日陰の土を思わせる印象に、草花の明るさと松の青い香りが重なります。湿った暗さだけでなく、サクラソウを連想させる花の一面も含み、地面の近くに小さな光が差すような構成です。
黒いガラスのボトルには、古い薬瓶への思いが重ねられています。木や土の深さと、雨のあとに動き始める植物の気配を、一緒にたどる作品です。


