ローズは、オート・プロヴァンスのバラ畑を思わせる、フレッシュなオードトワレ。葉や茎の青々とした表情から、柔らかな花びらの甘さへとつなげ、ローズという花を、緑と花の両方から描いている。中心となるのは、幾重にも花びらを重ねるセンチフォリアローズだ。ここで扱うのは、2025年のフローラ オーケストラの装いを持つ現行商品。花を重く甘く見せるより、温かな風に揺れる花びらを思わせる、風通しのよい表情を目指している。
バイオレットリーフのグリーンな香りには、摘みたての葉や茎を思わせるフレッシュさと、わずかに粉を感じる繊細な表情がある。そこからセンチフォリアローズの柔らかな花と甘さが広がり、ムスクの穏やかな余韻へとつながる。花の華やかさを、葉の青さがすっきりと支え、ムスクが肌になじむような柔らかさを添える組み合わせだ。濃い花束を前に出すより、ローズの花びらと、その周りにある緑を一緒に楽しむ印象。甘い花に、清潔な青さも求める人に向く。
バラのある庭を歩く日や、明るい昼の食事に試してみたい。淡いピンクや白のシャツに、花の柔らかさと葉のフレッシュさを重ねる使い方が似合う。採用した50mLは、淡いピンクを感じる液体を、透明なガラスに収めている。なだらかに丸い肩、黒い円筒形のキャップ、輪を重ねた黒い首元が、簡潔な輪郭をつくる。縦長の明るいラベルにはローズの名を置き、下端を丸く整えている。厚みのある透明な底が、花の柔らかな色合いを受け止める。


