イングランドの田園で生垣に絡みつき、よじ登っていく野生のハニーサックル。道ばたで自由に伸びる蔓の姿が、このコロンの着想です。日が暮れるほど人を惹きつけるという、この花の性格も描かれています。
最初に届くのはダバナ。リコリスのニュアンスをもつ緑の植物で、香りに躍動感と、果実のような丸みを加えます。中心のイングリッシュ ハニーサックルは、光を放つようなフローラルに蜂蜜のアクセントが重なり、花の蜜を思わせる甘さがあります。そこへローズのみずみずしさが添えられます。
ベースはモス。雨上がりの湿った下草を思わせる緑が、土っぽくウッディな温かさで花を下から支えます。葉、花、苔へと移る香りをたどると、生垣の根元まで近づいたようです。


