描かれているのは、太陽の下で開いた白いガーデニアの香りが、アラビアの砂漠の奥まで漂っていく情景です。陽を受けたように明るい花に、煙を思わせるウードが重なります。
ガーデニアはクチナシのことで、ここではなめらかで光を含んだ白い花として置かれています。花びらの厚みを感じさせながらも重く沈まず、光を受けたような明るさが前に出ます。その下で支えるウードは、樹脂のように濃く暗く、わずかに動物的な陰りを持つ香りです。花の白さは、この暗い土台があるからこそ際立ちます。
ハートの花からベースのウードへ移るにつれて、スモーキーな深みとアンバーのぬくもりが広がり、最後はホワイトムスクがなめらかに角を落とします。

