1740は、18世紀の自由思想家たちの放埓な気分を、レザーとダヴァナで描いたスパイシー・ウッディです。レザーとダヴァナを通して、「光の世紀」と呼ばれた時代の自由を探るという着想です。軽やかさより、重さと誘惑を選んだ構成です。
始まりはベルガモットとダヴァナ。ダヴァナはハーブとも果実ともつかない、ほろ苦く甘い香りを出します。柑橘の明るさから、パチョリ、コリアンダー、カルダモンの土っぽさとスパイスへつながります。ここが香りの中心で、乾いた葉や樹皮を思わせる苦みが、甘さを抑えながら奥へ進みます。
土台ではシダーとバーチの木、ラブダナムの樹脂、レザーが重なります。ラブダナムは蜂蜜のように濃く、バニラとイモーテルが加わって、乾いた革に甘い樹脂が染み込んだような質感になります。エレミの樹脂感も、全体を重く支えます。
寒い季節の夜、革のジャケットや濃い色の服に合わせると、この香りの重さが自然になじみます。ハーブとレザー、甘い樹脂の違いを、落ち着いた時間に楽しみたい一本です。











