セレニテ アン ブルゴーニュ
サフランとピンクペッパーのスパイスで始まり、ミルラとボヤの温かみを経て、パチョリとバニラの甘い深みへ移っていきます。エイト アンド ボブがブルゴーニュの収穫期に重ねて語る、静かな時間を映した香りです。
エイト アンド ボブは、この香りの着想として、ブランドの物語に登場するアルベール・フーケが9月のブルゴーニュで過ごした時間を語っています。家族のシャトーに戻り、自らぶどうの収穫を見守る季節です。ブランドの説明では、一日は畑を見渡す穏やかな朝に始まり、収穫の活気の中で終わっていきます。セレニテ アン ブルゴーニュが捉えようとしているのは、そのにぎわいに入る前の静かなひとときです。
トップは、サフランのアコードとCO2抽出のピンクペッパーです。乾いた明るいスパイスが、香りの輪郭をはっきりと描きます。ハートでは、ミルラオイルの樹脂らしい温かさにベトナムのボヤが重なり、スパイスの鋭さが少しずつ丸くなっていきます。ベースは、マダガスカル産のパチョリオイルとブルボンバニラのエキストラクトです。土を思わせるパチョリの深みに、バニラが甘く官能的なグルマンの気配を添えます。
スパイス、樹脂、バニラという温かな素材が、段階を追って重なる構成です。9月の収穫期という着想どおり、空気が冷え始める季節に向いています。軽さよりも、落ち着いた温かみがほしい日に選びたい一本です。





