トップに香り立つベルガモットとプチグレンの苦みを含んだ瑞々しさに、マリンノートの透明な涼しさが重なり、澄み切った朝の空気を切り取ったような立ち上がりを描きます。
ミドルではネロリの繊細な苦甘さを起点に、ローズ、ゼラニウム、ガーデニアの花々が静かに重なります。柑橘の明るさを引き継ぎながら華やかさを添え、甘さが前に出すぎず、花の輪郭が澄んだまま残る均整の取れた中盤です。
ベースにはベンゾイン、イランイラン、ジャスミンが控え、ほのかな樹脂の温もりと白い花の濃密さが肌の上でゆっくり広がります。重たさには振り切らず、朝の光がそのまま続いているような軽やかな余韻にまとまります。
全体を通して清涼感と花の繊細さが同居し、朝のお茶のように毎日に自然と馴染みながら、まだ見ぬ未来へと軽く一歩を踏み出すための香り。センタムがひとつの始まりに寄り添うものとして編んだ構成が感じられます。









