XII ルール ミステリユーズ
冷えた石造りの礼拝堂に立ちのぼる煙のように、パチュリとインセンスが重く揺らめく香り。エレミとコリアンダーの青さが鋭い輪郭を与え、ジャスミンは闇に溶け込む白い光のように柔らかく漂う。灰をかぶった炭火のようなフランキンセンスが静かな熱を宿し、冷ややかでスモーキーなアンバーの余韻が長く肌を包み込む。
調香師: 非公表
XII ルール ミステリユーズ
冷えた石造りの礼拝堂に立ちのぼる煙のように、パチュリとインセンスが重く揺らめく香り。エレミとコリアンダーの青さが鋭い輪郭を与え、ジャスミンは闇に溶け込む白い光のように柔らかく漂う。灰をかぶった炭火のようなフランキンセンスが静かな熱を宿し、冷ややかでスモーキーなアンバーの余韻が長く肌を包み込む。
香りの展開と個性
パチュリとインセンスが濃密に絡み合い、石造りの礼拝堂に立ちこめる煙のような樹脂感のある香り立ち。エレミとコリアンダーのハーバルな苦味がひんやりしたカンファーの輪郭を与え、奥に潜むジャスミンがパチュリに溶け込み幽かな白いヴェールのように柔らかさを添える。時間とともに香りは灰をかぶった炭火のようなフランキンセンスのベールへと落ち着き、わずかなスパイスを含んだ冷たくも温かいスモーキーさが長く続く。
こんな人・場面に
肌の上で静かに広がりながらも、礼拝堂をあとにしても衣服に残る香煙のように長く寄り添うつけ心地。ひんやりとカンファラスな立ち上がりは心を内側へ向けさせ、日常の賑わいよりも夜の散歩や静かな読書、儀式めいた場に似合う。パチュリは肌によって乾いた土やココアのように出方が異なるものの、全体としては厳かでスモーキー、控えめなトーンを保つ。暑い季節には包み込むように濃密に、冷えた空気のなかでは香りのマントのように心身を温めるため、特に秋冬のフォーマルや少人数の集まりで個性的な余韻を残したいときに向いている。インセンスとパチュリの厚みが心地よく感じられる秋冬向きの香りで、冷えた空気のなかで最も魅力を発揮する。スモーキー系が好きな人であれば穏やかな春の日にも楽しめるが、暑い盛りの夏にはやや重く感じられることが多い。拡散性はつけ始め数時間は腕一本分ほどの柔らかなインセンスの香りの輪を描き、その後は肌に近い位置で静かに漂う親密なオーラへと収束していく。持続性はインセンス主体のオードパルファンとして持続力は高めで、肌上で8〜10時間ほど穏やかに残り、衣服にはそれ以上の痕跡が続く傾向がある。終盤は大きく拡散せず、肌に寄り添う穏やかな残り香となる。肌質や気温で変わるため、これらは公式の構成と濃度から導いた編集推定です。
調香師とボトル
2009年発売のオードパルファムで、調香師は非公表です。澄んだガラスに淡い無色の香料が満たされた、レ・ウール・ドゥ・パルファン共通の直線的なボトル。正面にはローマ数字の「XII」と「L’Heure Mystérieuse」の文字が配され、控えめなゴールド調キャップと首元のブラックリボンが静かなラグジュアリー感を添える。 75mLの採用画像は同一ブランドの過去容量と公式展開を照合しています。






