ソナーは、音と、その場に集う人々の気配を香りで描こうとした一本です。バルセロナで製造されるオードパルファムで、ブランドはこの香水を、深く没入して高揚する時間のイメージとして語っています。
最初に立つのは、イタリア産ベルガモットの明るい柑橘と、ピンクペッパーの乾いた刺激です。中心にはチュベローズがありますが、この花の濃い甘さはそのままでは前に出てきません。ほろ苦く発酵したような感触のビアアコードと、乾いたサフランの香辛が、白い花のふくよかさを少し斜めにずらします。ブランドの説明によれば、焼けたゴムを思わせるアコードもこのひねりに加わっています。
ラストは、メタリックな印象のウッドとバニラです。金属を思わせるひんやりした木の質感と、やわらかな甘さが同時に感じられ、花とスパイスの名残を受け止めます。
整った白い花の香りよりも、甘さの中のざらつきに惹かれる人に向いています。夜に出かける日や、人の多い場所へ向かう日に、少し意外性のある香りをまといたいときに選びたい一本です。






