27 87がハマカの出発点に置いたのは、呼吸をととのえ、肩の力を抜いて、いまここにいる感覚だけを残すという発想です。最初に現れるのはマリンアコード。冷たさと塩気を帯びた海の印象で、甘さのない澄んだ入り口をつくります。ミドルではサンダルウッドとココナッツが重なります。乾いた木の土っぽさに、日差しで温まったようなココナッツのまろやかさが寄り添います。ベースはベネズエラ産のトンカビーンとマダガスカル産のバニラです。トンカの香ばしい甘さが香り全体の重心を下げ、バニラが角を丸めながら、塩気の残る肌にやわらかな温度を添えます。海辺の冷たさから木とクリーミーな甘さへ移る構成なので海辺を思わせますが、つける量を控えれば、普段の装いに静かなぬくもりを加える香りとしても使えます。バルセロナで作られるオードパルファムです。




