山藤陽子
スタイリング、美容、空間演出を横断する日本の調香師。植物精油のロット差と、その日の心身で変わる感覚を小規模な香りへします。
Japan
山藤陽子について
山藤陽子は、衣服、インテリア、美容、舞台を別々の専門領域へ閉じず、「気持ちいいこと」を選び、つなぐ活動から香りを作る日本の調香師です。香水を人物像の完成品ではなく、その日の心身と周囲の空間を調律する見えない道具として扱います。
経歴
インテリアスタイリスト、美容ジャーナリスト、ライフスタイルコーディネーターとして活動し、YORK.と予約制サロンHEIGHTSを主宰。製品企画、ブランドのコンサルティング、施設や舞台の空間演出にも香りを提供してきました。2021年、自ら調香するボタニカルパフュームブランドを立ち上げ、植物由来の精油を中心とする少量制作を続けています。
創作スタイルと哲学
音楽、本、食、風、空の色など、生活で身体が反応した瞬間を出発点にします。精油は収穫年、産地、ロットで表情が変わるため、完全な均一化より差をヴィンテージとして受け止めます。花や果実の美しさだけでなく、煙、苦み、土、樹液も残し、近い距離で変化する構成へします。自然素材を一律の効能に結びつけず、嗅ぐ人自身の感覚を尊重します。
代表作
- 『モカ』— 珈琲と煙草の精油を、乾いた苦み、親密さ、休息の温度へした作品。
