セルジュ・カルギーヌ

Fragonardで活動したフランスの調香師。青い葉、みずみずしい花、スパイスで、Diptyque初期の詩的で簡潔な香りを形にしました。

France

Serge Kalouguine — portrait not available

セルジュ・カルギーヌについて

セルジュ・カルギーヌは、Fragonardの調香師として活動し、1970年代から1980年代にかけてDiptyqueの初期を彩る作品を手がけたフランスの調香師です。植物を美化しすぎず、葉の苦み、花の湿度、スパイスの温度まで簡潔な輪郭で描きました。

経歴

人物としての記録は多くありませんが、Fragonardの社内調香師として『オー・ド・オングリ』を作ったことがメゾンの記録に残っています。Diptyqueでは創業者たちの感覚的なアイデアを処方へ置き換え、『ロートル』『オー トロワ』『ロンブル ダン ロー』『オー ラント』『オレーヌ』などに名を残しています。

創作スタイルと哲学

カルギーヌの構成は、物語性を持ちながらも書き込みすぎません。『ロンブル ダン ロー』ではカシスの葉とローズだけで川辺の緑の影を立ち上げ、『オレーヌ』ではジャスミンとスイセンの濃さに夜の空気を通します。強い素材を透明な構図に納める、早い時代のモダンさがあります。

代表作

  • 『ロンブル ダン ロー』— カシスの葉とローズで、緑の庭と水辺の影を描いた作品。
  • 『オレーヌ』— ジャスミンとスイセンの芳香を夜の庭の湿度へ変えた白花調。
  • 『オー ラント』— シナモンやオポポナックスで古代の香りを静かに現代化した作品。

手がけた香水