沙里

日本の調香師。「かほりとともに、」を主宰し、植物から抽出する香りと音楽、記憶の関係を探求しています。

Sari

沙里について

沙里は、「かほりとともに、」を主宰する日本の調香師です。植物からエッセンスを取り出すところから香りを作り、人や土地、音楽、季節の変化と結びつく感覚を探っています。製品の香りに加え、空間のデザインやインスタレーション、香りを体験する場にも取り組んでいます。

経歴

音楽と作曲を学んだ後、インドネシアで出会った花の香りが家族の記憶を呼び起こしたことをきっかけに、植物と香りの世界へ進みました。自然の中で素材に触れ、自ら抽出する仕事を重ね、2011年にはフレグランスコンテストの環境大臣賞を受賞しています。日本の香道と西洋の香文化を組み合わせた聞香の活動も続けています。

創作スタイルと哲学

香りを和音やリズムのように捉え、複数の素材が響き合う関係を大切にします。形を作り込みすぎず、植物や使う人の肌によって変化する余地を残すのも特徴です。ラニュイ パルファンでは楽曲を読み解き、音楽がもつ感情の動きを、花や木、樹脂の香りへ移しています。

代表作

  • 『ショパン ピアノ協奏曲第1番』:イリスを軸に、花々と穏やかな余韻で望郷と未来への思いを描く香り。
  • 『甘い混乱』:菊地成孔との協働から生まれた、カカオとロータスを中心とする夜の香り。

手がけた香水