サクン・パワスッティクン

タイの調香師で、Perfumers' Journeyの共同創業者の一人です。旅や土地の記憶を香りにし、『TINI tini』で新進調香師賞を受けています。

Thailand

サクン・パワスッティクンのポートレート

サクン・パワスッティクンについて

タイの調香師で、香水ブランド「パフューマーズ ジャーニー」を共同創業した3人のうちの一人です。土地の風景や収穫、儀式の記憶を、物語のある香りに仕立てています。

経歴

タイで調香を学び、旅の記憶を軸にした同ブランドの香りを手がけています。2025年に『TINI tini』でAsia Perfume Foundationの新進調香師賞を受賞し、2026年は『Lamphun Gold』がArt and Olfaction Awardsで佳作(Honorable Mention)に選ばれました。

創作スタイルと哲学

出発点は具体的な場面です。「VOGUE Thailand」の取材では、『Cuzco』の着想をペルーで訪れたインカの儀式の部屋に求め、パロサント(南米の香木)の煙が乾いたバラの花びらに漂っていたと振り返りました。また、雨の多いタイ南部ハラ・バラの森の湿った土やコケ、シダを、次に香りにしたい対象として挙げています。

代表作

  • 『TINI tini』— みずみずしいライチにドライベルモットの軽やかな明るさを重ね、アニスとロックローズ、ムスクを添えています。
  • 『Lamphun Gold』— 乾燥リュウガンとワイルドハニーの香りを重ね、リュウガンを種ごと燻して甘さを保つランプーンの農家の知恵に着想を得ています。
  • 『Cuzco』— ドライローズ、パロサント、ウードで、ペルーの古都への旅を描いています。