ロドリゴ・フローレス=ルー

メキシコの文化と植物記憶を、フランスでの調香教育、ニューヨークの多文化環境へ結ぶGivaudanのマスター調香師。香りを人間同士の表現として扱います。

Mexico

Rodrigo Flores-Roux

ロドリゴ・フローレス=ルーについて

ロドリゴ・フローレス=ルーは、メキシコの植物、儀礼、色、食の記憶を、フランスの調香技術とニューヨークの多文化環境へ結ぶGivaudanのマスター調香師です。香水を装飾品だけでなく、人が自分を表し、他者と関係を作るための言語と考えています。

経歴

メキシコシティで育ち、当初は別の進路も考えましたが、香りを職業にする道を選びました。Givaudanパリで研修し、ジャン=クロード・エレナらから、発想を整理し既成概念の外へ出る方法を学習。その後ニューヨークを拠点に長い国際経験を重ね、同社のヴァイスプレジデント、マスター調香師として活動しています。

創作スタイルと哲学

古い処方、文化史、地域の植物を調べますが、過去の再現で終わらせず、現代の分子や拡散技術と組み合わせます。柑橘、白い花、煙、木、樹脂などを、色と触感がはっきり伝わる豊かな構造へ配置。ラテンアメリカの経験を単一のエキゾチックな記号にせず、多層的な文化の語彙として扱います。

代表作

  • 『ネロリ・ポルトフィーノ』— 柑橘、白い花、芳香植物を明るい海辺の拡散へした作品。
  • 『ジャスミン ルージュ』— ジャスミン、スパイス、木を濃い色と温度へした作品。
  • 『エベーヌ フュメ』— 煙、木、樹脂を静かな儀礼性へした作品。

手がけた香水