フィリップ・ロマーノ

グラース出身のフランス人調香師。ロベルテとドロームで活動し、遊び心のある果実と甘い香り、木の質感を得意としました。

France

フィリップ・ロマーノのポートレート

フィリップ・ロマーノについて

フィリップ・ロマーノは、グラース生まれのフランス人調香師です。ロベルテとドロームで長く活動し、明るい果実の表情から、煙や木を思わせる深い質感までを扱いました。素材を自由に組み合わせ、甘さにも遊び心を持たせるつくり手です。

経歴

香料を扱う父を持ち、幼少期にはスペインのオレンジの木に囲まれて育ちました。グラースのロベルテで学び、同社で23年間活動したのち、2000年にドロームのパリ拠点へ。仕事を通じて日本やブラジル、米国などの文化にも触れました。2021年に亡くなっています。

創作スタイルと哲学

好奇心と直感、粘り強さを大切にし、1970年代の自由な創造力を香りへつなげました。スモーキー、ウッディ、ベルベットのような柔らかさを使い分け、甘い素材にも異なる表情を与えます。果実をいきいきと見せる作品と、木やパチョリで甘さを支える作品に、その幅が表れています。

代表作

  • 『201 — ボン パルフュメール』— 青リンゴとスズランを軸に、軽快な果実と花を描いた香り。
  • 『501 — ボン パルフュメール』— プラリネ、リコリス、パチョリを組み合わせ、甘さと奥行きを楽しませる香り。

手がけた香水