オリヴィア・ジャン

フランス北東部の田園で育ち、2005年にニューヨークへ移った調香師です。自然や食への関心を原点に、素材の知識と創造性を組み合わせて香りをつくっています。

France

オリヴィア・ジャンのポートレート

オリヴィア・ジャンについて

フランス北東部の田園地帯で育ち、2005年からニューヨークを拠点に活動してきた調香師です。精油の特性を生かした香りづくりにも取り組んできました。

経歴

子どもの頃から調香師を志し、調香学校ISIPCAで学んだのち、シャネルで技術を磨きました。その後、天然香料の産地として知られる南仏グラースで原料を学び、パリでの研鑽を経て2005年にニューヨークへ移ります。2020年には、コリーヌ・ギレスピーと共同で創業したFragrance with Benefitsをニュージャージー州ホーボーケンで営んでいました。

創作スタイルと哲学

森と自然に囲まれて過ごした幼少期と、食への深い関心が、多くの作品の原点になっています。学生時代には『アロマティックス エリクシール』を、若い画家が他人の絵を読み解くように構造から研究し、当時から「香りの奥にあるもの」を探していたと振り返ります。素材の知識と創造性を組み合わせ、ひとつの感覚や感情を形にすることが、彼女にとっての調香です。

代表作

  • 『ジン』(コモディティ)— ジュニパーベリーとライムにジンジャーリーフを重ね、パチョリやスモーキーなオーク、ムスクへと移るフレッシュでウッディな香り
  • 『ミモザ』(コモディティ)— レモン、ブラッドオレンジ、マンダリンのきらめきに、オレンジブロッサムと軽やかなジャスミンを添えたフルーティフローラル
  • 『NoMo』(Fragrance with Benefits)— 蚊に悩まされた自身の体験を出発点に、フランスの上質なコロンの伝統に沿って仕立てた香り

手がけた香水