ミシェル・アルメラック

グラース出身で半世紀にわたり活動するフランス人調香師。選び抜いた素材と簡潔な処方で、香りの核を明快に立ち上げます。

France

Michel Almairac

ミシェル・アルメラックについて

ミシェル・アルメラックは、少ない素材で大きな輪郭を作るフランス人調香師です。複雑さを材料数で示すのではなく、何を残し、何を外すかによって、香りの核と肌に残る線を明快にします。

経歴

グラースに生まれ、1972年にRoure Bertrand Dupontでキャリアを始めました。複数の香料会社で国際的なファインフレグランス制作を担い、後輩調香師の指導にも携わりました。のちに息子たちが創設した家族のメゾンで専属クリエイターとなり、パリの公開ラボを拠点に、より直接的で自由な制作を続けています。

創作スタイルと哲学

中心素材を決めたら、周囲の要素を絞り、質感、拡散、余韻が一つの方向を向くように処方します。簡潔さは単純さではなく、素材ごとの役割を曖昧にしないための編集です。記憶にある香りを現代へ戻す際も、規制や原料の変化を受け入れながら、元の感情を支える構造を組み直します。

代表作

  • 『ファーレンハイト』— 花、革、木、燃料を思わせる異質な感覚を一つの強い輪郭へした共同制作。
  • 『クロエ オードパルファム』— ローズ、透明な花、柔らかな木を明るく拡散する構造へした共同制作。
  • 『ルッキング・フォー・バニラ/43』— バニラ、革、木を甘さの奥に乾きを残す構造へした作品。

手がけた香水