マイケル・ピックソール
英国の調香師で、弟テリーとCPL Aromasを創業。英国庭園を思わせる端正なグリーンフローラルを残した。
United Kingdom
マイケル・ピックソールについて
マイケル・ピックソールは英国の調香師で、弟テリー・ピックソールとともに1971年にContemporary Perfumers Limited、現在のCPL Aromasを設立しました。香水制作を担うマイケルと事業を担うテリーの組み合わせが、英国発の独立系香料会社の基盤となりました。
経歴
ピックソール家には香料に携わる歴史があり、兄弟はその経験をもとにエセックスで会社を始めました。CPLの公式史は、創業初期からペンハリガンとの関係が築かれ、1970年代の英国香水に複数の作品を提供したことを記録しています。
創作スタイルと哲学
確認できる代表作では、スズラン、ヒヤシンス、濡れた葉を思わせる青さを、透明感のある花の輪郭へまとめています。自然を写実的に模倣するだけでなく、英国庭園の空気や季節感を、清潔で着用しやすいグリーンフローラルとして構成した点が特徴です。
代表作
- 『ブルーベル(ペンハリガン、1978年)』— 柑橘のきらめきからヒヤシンスとスズランへ移り、ガルバナム、クローブ、シナモンで湿った森の青さを描くグリーン・フローラル。
- 『リリー オブ ザ バレー(ペンハリガン、1976年)』— スズランの透明感を主役に、柑橘で朝露の明るさを、サンダルウッドで穏やかな余韻を与えた、端正な英国調グリーン・フローラル。

