メアリーピエール・ジュリアン

南フランスの香りの記憶を原点に持つGivaudanのシニア調香師。ブランドの物語を親しみやすい構成へ翻訳します。

France

Marypierre Julien portrait

メアリーピエール・ジュリアンについて

メアリーピエール・ジュリアンは、南フランスで育ったGivaudanのシニア調香師です。幼少期に身近だったラベンダーの記憶を原点の一つとし、土地やブランドが持つ物語を、日常に取り入れやすい香りへ翻訳してきました。

経歴

1997年にISIPCAを卒業し、Jean-Louis SieuzacやBertrand Duchaufourのもとで技術を磨きました。1998年にQuestへ入り、同社がGivaudanへ統合された後も英国とフランスで経験を重ね、幅広いファインフレグランスの案件に携わっています。

創作スタイルと哲学

依頼元の歴史や文化をそのまま説明するのではなく、素材の明るさ、温度、肌との距離へ置き換える力が持ち味です。果実や花を親しみやすく開きながら、木やムスクで余韻を整え、印象を軽くしすぎない。個人的な嗅覚記憶とブランドの意図を結び、分かりやすさの中に固有の情景を残します。

代表作

  • 『オスマンサス』— 金木犀の果実感と柔らかな木の温もりを結んだ作品。
  • 『イタック』— 柑橘、スパイス、木を通して旅の記憶を描いた作品。

手がけた香水